違う長さのロープが同じ長さになる!手品界では定番の一つ

 マジックの現象 

長さの違う3本の紐をマジシャンが用意しました。

マジシャンがそれを手に持ちそれぞれ半分に畳んでいきます。

すると、いつのまにか3本の紐がすべて、なぜか同じ長さになっている!

 

マジシャン
さぁ、あなたにこの謎が解けますか?衝撃の種明かしは以下よりご覧ください。

準備するもの

  1. 短のロープ(20センチ程度)
  2. 中間の長さのロープ(40センチ程度)
  3. 長いロープ(60センチ程度)

長さの違う(短・中・長)ロープ3本が必要です。

種明かし・実演方法

以下よりマジックの種明かしと、実演方法をご紹介します。

手品を覚えると、宴会や自己紹介で披露したりお子さんと一緒に練習したりとあなたの人生が豊かになります。

今回は手品界では定番と言われているロープマジックの一つをご紹介していきたいと思います。

コツさえつかめば誰でもできますので、是非みなさんのレパートリーに追加してみてください。

マジックの手順紹介

短いロープと長いロープを足して2で割った長さの中くらいのロープを準備(40センチ程度)

特に長さの規定はありませんが、短すぎたり長すぎたりするとやりにくいのでこれくらいの長さを目安にしてください。

いちいち長さを測るのが面倒くさい方は、適当に短いロープと長いロープを切り出して、短いロープと長いロープをそれぞれ半分にしたものを足したサイズを中くらいのロープの長さにしてください。

その際半分にした短いロープに長いロープをひっかけてそれぞれ長さが均等になるように整えたものに合わせると簡単に中くらいの長さが出来上がります。

ロープの長さがこのマジックのカギになってきますので、特に中くらいのロープの準備は丁寧に。 説明のためロープの色を変えていますが、実際には3本すべて同じ色です。

マジックの概要

折り曲げた後のロープをどこに持ってくるかを間違えなければ誰でも簡単にできます。

また、専用のロープがない方は荷造り用のロープでも代用できましたので気軽に試してみてください。

分かりづらい場合には実際にロープを手に持ちながら読み進めていただくと分かりやすいです。

では、早速見ていきましょう。

ロープの長さが同じになるマジックの実演方法

まず左手の甲がお客さんの方を向くように出し、親指に付け根と人差し指の付け根の間に左(親指の付け根側)から短・中・長の順番でロープを並べて親指で固定して持ちます。

この時指の上から出ている3本のロープの端っこは揃えておきましょう。

ここでお客さんに手のひらを見せて、種がないことをアピールします。

次に「では、それぞれを真ん中で折り曲げます」と言ってお客さんには手の甲側を再び見せます。

まず短いロープから折り曲げるのですがその時に短のロープが中のロープの上、長のロープの下、を通るように右手で短いロープを導きつまみます。

つまんだ短いロープを折り曲げ左手で持っている3本のロープの一番左側(親指の付け根側)に入れ、まとめて持ちます。

この時左手の上から出ているロープの数は4本になりました。

ちなみに、下から出ているのは中と長の2本です。

続いて中のロープを右手でつまみ折り曲げ、今回は左手で持っている4本のロープの一番右側(人差し指の指先側)に入れ、まとめて持ちます。

これで左手の上から出ているロープの数は5本になり、下から出ているのは長のロープのみになりました。

そして長のロープも中のロープ同様右手でつまみ折り曲げて一番右側(人差し指の指先側)に入れます。

この時にまた手のひらをお客さんに見せてもいいでしょう。

でも短いロープのからくりが見えないように、左手の親指のあたりで短いロープと長いロープの交差しているところをしっかりと隠しておいてください。

こうして、3本すべてのロープを折り曲げ左手の上から出ているロープの数は6本になり、下からはどのロープの端もなくなりました。

ここまでで、折り曲げて入れるロープの位置を間違えなければもう安心です。

あとは、

「これでおまじないをかけます。」

と言って指をならして左手で持っているロープの右側(人差し指の指先側)から3本を右手でつかみスーっと引き出します。

左手はその他の3本をしっかり持っておいてください。

「あっという間に同じ長さになってしまいました。」といって、お客さんに手のひら側も見せます。

この時も短・長ロープの交差部分は左手の親指の付け根で上手に隠しておきましょう。

手の甲をお客さん側に戻し
「では、1本ずつ確認していきましょう」

と言って1本ずつ抜き取っていくのですが実際には中のロープのみを3回抜き取っては戻す、を繰り返しているだけです。

でも、そのままやってしまってはすぐにバレてしまうので上から・横から・下から等別の場所から抜き取るようにします。

例えば・・・

「まず1本目」と言いながら、中のロープを上から抜き取りお客さんに見せて戻します。

「次に2本目」と言いながら中のロープを今度は左手の下からつかみ、右側(人差し指の付け根側)方向に抜き取り戻します。

「そして最後の1本」と言いながら今度は下から中のロープを抜き取り見せてから戻します。

3回すべて終わったら一度手の平をお客さんに見せて
「すべて同じ長さでしたね。」

と言って、ロープが3本であることを右手でつかんだりしてアピールして終了。

このままロープをくるくるっとまとめてロープマジックを終わりにしてもいいですが、ロープを使って違うマジックをもっとやりたい場合などはもう一度長さが揃ったロープの長さをまたバラバラの長さに戻すマジックを追加して元に戻しておきましょう。

まだ初心者だからみせられるマジックはコレだけ。

なんて方はロープを元に戻すまでをセットにすると見栄えがするかもしれません。

では、長さの揃ったロープを元のバラバラの長さに戻していきましょう。

揃ったロープの長さを揃えて元に戻すマジック

ロープを元に戻すときにも、またロープを半分に折り曲げていくのですがやはりロープの位置さえ間違えなければ簡単なので、是非チャレンジしてみましょう。

今は3本のロープの長さが揃っている(揃っているように見えている)状態です。

そこで「同じ長さになってしまいましたが、実は皆様の目の錯覚でございます。

こちらの3本のロープをもう一度真ん中で折り曲げていきましょう。」

と伝えて、まずは中のロープをさりげなく一番左にくるよう確認し、下がっている中のロープの端を一番左側に(親指の付け根側)に入れます。

次に片方の長のロープを一番右側に(人差し指の指先側)に入れます。

その後、もう片方の長のロープの一番左側(親指の付け根側)に入れます。

そして、最後に右側(人差し指に指先側)から3本のロープをまとめて右手で持ちスーッと引いていくとロープがバラバラの長さに戻り

「はい、元の長さに戻りました。」

と伝えて終了です。

最後に

最後にお客さんに渡して種もしかけもないことを確認してもらうのもいいでしょう。

「違う長さのロープが同じ長さになる手品」いかがだったでしょうか?

この手品のポイントは短いロープと長いロープに引っ掛けて中くらいのロープの長さに揃えるところです。

何度も練習してロープの位置を覚え、あなたのお得意の手品にしてしまいましょう。

それでは、楽しい手品ライフを・・・。

参考動画

今回の記事は以下の動画を参考に作成しました。

より具体的なムーブを知りたい方は、ぜひご参照下さい。