ペンと輪ゴムだけで出来る貫通マジック!輪ゴムがすり抜けます

 マジックの現象 

マジシャンが輪ゴムを取り出し、両手でピンと張ります。

その上にペンを押し付けると、なんとパチンパチンと音を立てながらペンが輪ゴムを貫通していきます。

最後には指を一切離すこと無く、ペンが輪ゴムを通り抜けて下に抜けてしまいました!

当然輪ゴムに切り込みなどはありません。

 

マジシャン
さぁ、あなたにこの謎が解けますか?衝撃の種明かしは以下よりご覧ください。

準備するもの

  1. 輪ゴム 1個
    ※普通の輪ゴムよりも一回り大きいものの方がやりやすいです。マジック用の輪ゴムがネット通販で手に入るので、それを使ってもらってもOKです。その場合は19号サイズが良いでしょう。
  2. ペン 1本
    ※長いとやりにくいので、あまり長くないものがおすすめです。自分がやりやすい長さのものを選んでください。

種明かし・実演方法

以下よりマジックの種明かしと、実演方法をご紹介します。

指でしっかり押さえてあるはずの輪ゴムを、ペンが貫通してしまう!?

シンプルだけどみんなびっくりするマジックをマスターしてみましょう。

下準備

下準備.1

輪ゴムを右手の薬指と左手の薬指にかけます。

下準備.2

右手の親指で、両手の薬指で引っ張っている輪ゴムを、下の1本だけ持ち上げます。

この時、右手薬指が輪ゴムが1回巻き付いている状態になるように持ち上げてください。

下準備.3

右手の薬指で、右手親指で持ち上げている輪ゴムを引っ掛けて下ろします。

ここで、1のように、右手の薬指と左手の薬指の間に輪ゴムの輪っかが出来ていることを確認してください。

下準備.4

右手の親指を、両薬指に引っ掛けている輪ゴムの輪っか(両薬指と輪ゴムで作られている空間)の中に入れます。

入れたら今度は、右手の親指で輪ゴムを上の一本だけ持ち上げます。

下準備.5

「下準備4」で右手の親指に引っ掛けた輪ゴムを、右手の中指で押さえます。

下準備.6

ここでも「下準備3」と同じように、右手の薬指と左手の薬指の間に輪ゴムの輪っかが出来ていることを確認してください。

この状態だと観客からは、1のように単に輪ゴムを両手の薬指にかけてあるようにしか見えません。

注意点

右手の親指にかけてある輪ゴムを、観客に見せないようにしましょう。

観客が上からのぞき込むような形だと右手の親指の輪ゴムが見えてしまうので、両手を相手の目線に合わせて動かしながら自然に隠すようにしてください。

マジックの手順、見せ方紹介

ここから観客の目の前で見せることになります。

「下準備5」までの仕掛けを、前もって用意しておきましょう。

マジック実演

ペンを持ちます。

ペンの片端は左手の人差し指で、もう片端は右手の親指で持ちます。

上から見ると、両手の薬指に引っ掛けてある輪ゴムとクロスしているように見えます。

この状態ではまだ貫通はしません

次は、右手の中指で押さえている輪ゴムを離します。

右手の親指に引っかかっている部分も自然に離れるはずです。

すると1段階貫通して、両薬指に引っ掛けている輪ゴムの輪っか(両中指と輪ゴムで作られている空間)にペンが入ります。

最後に、右手の薬指にかかっている輪ゴムを全て離します。

これでもう1段階貫通して、完全に輪ゴムがペンの上に来ました。

マジック大成功です!!

ポイント

右手の中指と薬指の輪ゴムを離すときに、それぞれの指がどうしても動いてしまいます。

気にしないでマジックが出来る方は問題ないのですが、指が動くのが気になる方もいるでしょう。

気になる場合、右手の中指と薬指の輪ゴムを離すときに、両手全体を上下に動かしながら離します。

すると全体の動きがカモフラージュになって、指の動きが目立たなくなります。

観客が不自然に感じないような見せ方ができるよう、鏡の前で何度も練習してみましょう!

参考動画

今回の記事は以下の動画を参考に作成しました。

より具体的なムーブを知りたい方は、ぜひご参照下さい。