破いた紙を元通りに戻す復元マジック。地味なトリック
マジックの現象
マジシャンが紙を取り出し、それを両手でびりびりに破ります。
破れた紙をボール状に固め、それを右手に握り「戻れ!」とマジシャンが念じます。
そしてボール状の紙を広げると..なんと、完全に一枚の紙にもどっているではありませんか!
準備するもの
- 2枚の紙
種明かし・実演方法
以下よりマジックの種明かしと、実演方法をご紹介します。
仕込み
重要なのは「仕込み」です。
まず、紙を一枚ボール状に押し固めたものを手のひらに保持しておいてください。
これを最後に開きます。ある意味、それだけのマジックです。
実演方法
予め握っている紙が見えないようにしながら、観客にしっかりと広げた紙を見せます。
その後、紙をびりびりに破り、ボール状に押しつぶします。
ここからがコツが必要。
破った紙を、仕込みが施された手に握り込み、マジックをかけるフリなどをしながら入れ替えます。
その後、最初から仕込んでおいた紙を広げて観客に見せます。
この時、破った紙はさりげなくポケットに隠すなどしてください。
他の事に注意をむけながら、さりげなく隠すのがポイント。
「ミスディレクション」を活用しましょう。
ミスディレクションとは
ミスディレクションとは、ディレクション(=方向性)をミスさせる、つまり、観客の注意を間違った方向に向けて、秘密動作や真実から逸らせる技術のことを指す。
心理的手法の1つ。
フィジカル(physical 身体的)、サイコロジカル(psychological 心理的)、タイム(time 時間)の三種類がある。
紙をお金に変えるのも面白いですが、ダミーのお金を破るようにしてください。
参考動画
今回の記事は以下の動画を参考に作成しました。
より具体的なムーブを知りたい方は、ぜひご参照下さい。