人間が虎に変化する超魔術!こんな仕掛けになっていたとは‥

準備するもの

1. 檻
2. 虎
3. 女性
4. 布
5. 床下スペース

種明かし・実演方法

以下よりマジックの種明かしと、実演方法をご紹介します。

人間の「まさか」を利用したトリック

女性が虎になるマジックのトリックは非常にシンプルです。

虎は最初から檻の奥に隠れていたのです。

今回使用した檻は、左右と上下、前面は柵でしたが、奥側は壁だったのです。

ただし、奥側は柵のダミーとなっており、一見すると四方が柵で作られているように見せていたのです。

その壁の奥スペース、非常に細い空間に虎は最初から隠れています。

• 左右・上下・前が柵なので、奥にスペースは無いという思い込み
• 虎を小さなスペースに収納することはできないという思い込み

こういった先入観を利用したマジックとも言えるでしょう。

ちなみに、女性は、檻に布が掛けられた後、宙に浮くまでの間に床下のスペースに退避しています。

ズバリ、以下の画像がトリックの全容です。

虎は猫科の動物なので、狭い場所に潜り込める

虎は体の大きな動物ですが、猫の仲間なのでかなり体が細くなるようです。

そのため、こういった大仕掛けのイリュージョンにおいても観客の意表をついた大胆なトリックが可能となり、マジックショーやサーカスの相棒として今日まで活躍してきたわけですね。

また、しっかりと調教することによって、比較的安全に扱うことができる動物でもあります。

今後、虎を扱ったイリュージョンやマジックを見かけた際は、虎がどこのスペースに仕込んであったのか探してみるのも面白いかもしれませんね。

安全面への配慮が素晴らしい

今回のトリックは、女性が確実に虎から逃げられるよう設計されています。

万が一女性が退避する床下の穴が開かず、そのまま虎の忍んでいる奥スペースの壁が倒れた場合でも大丈夫です。

女性がいることで壁が完全に下まで下りない上、壁が女性を虎から守る防御壁の役割を担います。

人を楽しませるショーで、万が一の事態がおこっては大変ですからね。

ここまで考えてトリックを考案しているのだなと関心しました。