カードが窓ガラスを貫通するテレビで有名な手品。意外と単純な仕掛け。

 マジックの現象 

あなたはデッキから1枚のカードを選び、サインします。

マジシャンんがカードをデッキに戻してもらいシャッフルした後、カードの束を窓ガラスにぶつけます。

すると..なんと選んでもらったサイン入りのカードが窓ガラスの「向こう側」に張り付いているではありませんか!

 

 

マジシャン
さぁ、あなたにこの謎が解けますか?衝撃の種明かしは以下よりご覧ください。

準備するもの

  1. アシスタント2名

種明かし・実演方法

以下よりマジックの種明かしと、実演方法をご紹介します。

あなたもきっとTVで見たことある、カードが窓ガラスを貫通するというあの有名なマジックを解説します!

窓ガラス貫通マジックはインパクトも大きく、誰もが驚く不思議なマジックですが、実は意外と簡単なトリックでできちゃうんですよ。

以前、TVなどでもよく披露されていたマジックなので見たことある人も多い有名なマジックですね。

それではトリックの解説です。

実はアシスタントとの連携マジックだった!

このマジックは一人ではできません。

そう!アシスタントと協力して完成させるマジックだったんですね。

まず、アシスタントを2名用意します。

1人目のアシスタントはサインをしてもらう人。

サインをしてもらうお客さんは実はサクラだったんですね!
あらかじめ同じカードを2枚用意しておき、1枚にサインをしておきます。

そして、本番では同じ位置に同じサインをしてもらうように伝えておきます。

デッキからカードを選んでもらうときには、あらかじめ用意しておいたサイン済みのカードを同じカードを選んでもらう必要があります。

デック(Deck)とは

トランプのカードが52枚揃ったものをデック(deck)と呼ぶ。

ただし、30枚程度の山でもデックと呼ぶ場合もある。

ヨーロッパではパック(pack)と呼ぶが、日本のマジック界は米国の影響を強く受けているため「デック」が一般的。

得意な実演方法で構いませんので、フォーシングをしてサイン済みのカードと同じカードを選んでもらいましょう。

クラシックパームなどを使用してデッキトップのカードを操作するなど、の方法でサイン済みのカードを選ばせるということです。

クラシックパームとは

クラシックパームは手のひらの中に何らかの物体を隠す技法のことを指します。

コインマジックではコインを隠しますが、マジックの内容によってはトランプを隠したりキャップやボールなどを隠したりします。

クラシックパームに限らず、パームを行う際に大事なのは余計な力を抜くことが重要

持とうと力を込めると不自然になるため、自然に引っかける、乗せるような感覚で行いましょう。

フォーシングができれば、このマジックはほぼ完成です。

あとは、適当にデッキをシャッフルします。

2人目のアシスタントは窓ガラスの向こう側に待機してもらいます。

そして、窓ガラスを3回ノックするなどの合図を決めておき、合図があったらアシスタントは指定の位置にサイン済みのカードを貼り付けます。

カードを貼り付けている間は自分が壁となって体でうまくアシスタントを隠しましょう。

あとは貼り付けているカードが見えないように体で隠しつつ、スプリングなどでカードを窓ガラスにバラバラバラーっとぶつけていけば、カードが窓ガラスの向こう側に張り付いているように見える、というわけです。

アシスタントと協力して成功させよう!

あの有名なマジックもタネがわかってしまえば、なんだそんなことか!と思ってしまいますね。

マジックはトリックより見せ方の方が重要なので、アシスタントとうまく連携してマジックを完成させましょう。

ちなみにアシスタントが1名しかいない場合は、マジシャン自身でサインすれば可能ですよ。

参考動画

今回の記事は以下の動画を参考に作成しました。

より具体的なムーブを知りたい方は、ぜひご参照下さい。