カップの中のボールを消すアレ。チョップカップ(ChopCup)の仕組み

 マジックの現象 

ボールの上からカップを被せます。

マジシャンが指を鳴らして合図をし、カップを開くとボールが無くなりました。

マジシャンが「あれ?どこいった!?」と言いながらカップをもう一度テーブルに伏せ指を鳴らし、カップを持ち上げると..

再びボールが出現しています。

 

マジシャン
さぁ、あなたにこの謎が解けますか?衝撃の種明かしは以下よりご覧ください。

準備するもの

  1. 磁石付きカップ
  2. 磁石付きボール

種明かし・実演方法

以下よりマジックの種明かしと、実演方法をご紹介します。

仕組みは単純

カップとボールを使った「カップアンドボール」、あるいは「Chop Cup」と呼ばれるものには、トリックに様々なパターンが存在します。

今回は、特にオーソドックスな磁石を使ったパターンをご紹介します。

↓参考図

仕組みはこのように単純で、あとはこの仕組みに「演技」を上手く取り入れて客を驚かせます。

ボールをポケットに入れたフリ

定番なのは、ボールをポケットに入れたフリをすることです。

ボールを一度カップの中にポイッと入れて、それをカップから手の中に落とす素振りをして、ボールを握ったように見せた拳をポケットに入れます。

客はカップを逆さにすれば、その動作を信用します(実際にはカップの底に付いてる)

あとはカップをテーブルに叩きつけるだけです。

練習は必要

ボールが底に付かない事をさとられないよう、気をつけて演技しましょう。

ボール単体、カップ単体で別々の客にトリックが無いことをチェックさせるのは良いですが、うっかりくっつかないようにしてください。

また、演技中はミスディレクションを活用し、終始客を楽しませましょう。

ミスディレクションとは

ミスディレクションとは、ディレクション(=方向性)をミスさせる、つまり、観客の注意を間違った方向に向けて、秘密動作や真実から逸らせる技術のことを指す。

心理的手法の1つ。

フィジカル(physical 身体的)、サイコロジカル(psychological 心理的)、タイム(time 時間)の三種類がある。

古典的ですが、奥が深いものです。

 

最近は透明なカップを使うものや、磁石を使わない物もあるようですね。

基本的に「くっつける」という仕組み自体は同じなんですが。

参考動画

今回の記事は以下の動画を参考に作成しました。

より具体的なムーブを知りたい方は、ぜひご参照下さい。